独立開業をするに際にもっとも大切なのは低資金で始めるということです。最初から資金をかけて開業をするメリットは極めて少なくよっぽどの理由がない限りはおすすめしません。インターネットが普及したことにより0円からでも独立開業することができます。
独立開業のメリット
自分の裁量で仕事ができる
現在サラリーマンとして、気が進まないけどやらなければいけない仕事をしている人もいるかと思います。脱サラをして独立起業したからといって好きな仕事ばかりできる訳ではありません。しかし、全ての仕事が自分の収入に繋がり、自分のペースで好きなだけ働くことができるというのはサラリーマンとは大きな違いです。
時間や場所の縛りがない
脱サラをして個人事業や法人を持つと基本的には自分で勤務時間や作業場所を決めることになります。意外とここを自分で決めれるというのはストレスをかなり削減することができるのです。
ただ、その分自己管理が大切になってくるので日頃から仕事の進捗を管理することを心がけましょう。
収入に天井がない
自分で事業を起こすとなるとリスクをとることになりますが、それと引き換えに収入の天井がなくなります。全ては自分の努力次第であり、一年目で数億の収入を得る人がいるのも事実です。個人事業の場合は売上から経費や税金を差し引いたものが自分の収益になります。また節税も工夫次第でできるため、可処分所得が増える人は多いでしょう。
独立開業のデメリット
収入の保証がない
脱サラを考えいてる人にとって一番の心配は収入があるのかというところでしょう。また、収入が安定しないことに加えて一度会社をやめると再就職が難しくなるケースも業界によってはありえます。
そのため、保険をかけて脱サラをするのが良いと思います。例えば副業である程度収入を得てから独立する、それが難しいなら専門的な知識が身につくかつ、時間が取れる会社に転職するなどがあげられます。
収入が安定しないというのは拭えない不安ではありますが、その不安を解消して独立に踏み切ることもできるのです。
会社員時代の福利厚生がなくなる
会社員と違って、厚生年金や社会保障費のサポートを会社から受けることができません。会社員の場合は手取りの収入が少なく見えても実はこれらの福利厚生を考えると割りがいいことも多いのです。そのため、サラリーマンの時よりも少し年収が良いくらいではトータルで見たときに金銭的な面では損をしてることになります。
老後にもらえる年金もサラリーマンよりも少なくなるので、自分でコツコツ貯蓄をして備えておく必要があります。怪我や病気で働けなくなった場合も同様で、会社員時代には受け取れていた労災保険などの一時給付金などもありません。万が一、事故や病気などに倒れた場合に備えて、終身保険や生命保険などに個人で任意加入しておくということも必要です。
バックオフィス業務を自分で行う
バックオフィス業務はある程度の規模の会社ならば経理部が処理する業務です。しかし、脱サラで独立した後はある程度余裕が出てくるまでは自分でバックオフィス業務を行う必要があります。領収書の記録や確定申告などが主な内容になりますが、お金を払えば税理士に依頼することができます。
独立開業で注意するべきポイント
低資金で開業できる
会社をやめて独立開業するにあたって最初からまとまった資金が必要な業態を選ぶのはリスクが伴います。資金調達をして投資家の資金で会社を経営するならまだしも、自己資金で経営する場合はまずは低資金で開業できるものを探しましょう。
その後、会社のキャッシュフローが安定してきたら予算をかけて新規事業に踏み込むと良いでしょう。サイバーエージェントやライブドアなど今やIT業界の大手になっている企業も元はといば営業代行や受託開発など資金がなくても始められるものから収益をあげています。
インターネットが普及したことによって資金0円から始められるものが増えています。
在庫なしで始められる
販売店やメーカーのように在庫を抱えるビジネスというのは常にリスクが伴います。これらの企業は入念なリサーチや余剰資金があってこそこのようなリスクを回避することができているのです。
物販を行うにしても、無在庫で始められるインターネット販売から初めてみて目が肥えてきたら在庫を抱えて大きな利益を狙っていくという手順の方が合理的だと思われます。
一人から開業できる
人件費は会社にとって大きな固定費になります。月収20万円で人を雇ったとしても社会保険料などで実は大きな負担になってしまうのです。まだ収益が立っていないうちから人を雇うというのは会社にとっても社員にとってもマイナスな側面が大きいです。
どうしても人手が足りない場合は業務委託やクラウドソーシングを使って成果物に応じて報酬を支払う契約を結んでもいいでしょう。雇用契約が発生しないので社会保険料などの税金がかかることもありません。最近ではランサーズやクラウドワークスなどのwebサイトやアプリが充実してきており、誰でも簡単に業務委託をすることができます。
低資金で開業できる仕事は?
代理店ビジネス
販売代理店とはメーカーやソフトウェアの会社の商品を代行で販売する会社です。個人からでも始められる契約も多く、収入も成果報酬型をとっているので数百万円から数億円を稼ぐ会社までそれぞれです。近年ではAmazonのAWSというクラウドサービスの代理店が上場を果たしました。商材が優れていて、市場の成長性があり、営業力があるのであれば販売代理店でも十分に規模の拡大を狙えるという良い事例です。
代理店が活発な業界としては、光回線・太陽光発電・格安スマホ・クレジットカード決済・ウォーターサーバーなどが挙げられます。また代理店ビジネスにはストック収入を得られるチャンスがあります。ストック収入の場合は一度契約を結んだら永続的に収入が入ってくるので経営を安定させることができます。自営業は収入が不安定と言われますがやり方によっては安定したキャッシュフローを作ることができます。
無在庫転売
無在庫転売とはネット上に商品を出品し、注文が入ってから仕入れを行うというビジネスです。買い手がすでに見つかっている状態で仕入れを行うことができるため基本的には在庫を抱えることがありません。仕入先から商品が届いたら問題がないか自分の確認してから郵送をします。リスクは少ないですが、利益率も10〜20%とそこまで高くありません。
そのため、ある程度の収益を得るためにはそれなりの数を販売しなければいけません。いかに外注化して大量に数をさばくことができるかという点が重要になってきます。
アフィリエイト
アフィリエイトは商品の紹介をwebで行い、商品が売れた際に売上の一部をもらうというモデルです。アフィリエイトでは一件で数万円の収益が出るような商材があり、場合によっては年収が数億円になることもあります。
初期費用としてはドメイン代とサーバー代のみで数千円から始めることができます。収益が上がってくればライティングを外注したり、サイトをおしゃれにするためにデザイナーに依頼したりすることはありますが最初のうちは一人でも十分収益を上げることができます。
人材紹介
人材紹介は新卒、転職、アルバイトなどあらゆるケースがあります。転職のケースだと紹介した人の年収の30パーセントほどが手数料収入になります。たとえば年収1000万円の人を転職させることに成功したらそれだけで300万円の収益を得ることができるのです。
資金も必要とせず、収入も大きいためライバルは非常に多い領域と言えるでしょう。しかし今後も転職者の数は増えていくと予想されているので需要自体は拡大し続けるでしょう。
移動販売
移動販売とは店舗を開かずにキッチンカーで飲食店を商うことです。街中の広場や公園によく設置されているのを見かけると思います。飲食店ほどの初期費用はかかりませんがそれでも数十万はみておた方が良いでしょう。
移動販売では飲食店のもっとも重要な要素となる立地を自分で選んで、変えることもできるため飲食店を開くのはまだ早い、実験でやってみたいという方にはおすすめです。
専門職(デザイナー・プログラマー・ライター等)
プログラマーやライター、映像編集などの仕事は場所を問わず働くことができる職業として近年注目を集めています。これらの職業はIT化やオウンドメディアの台頭、動画の需要の拡大などでこれからも高単価の仕事は得られると予想されます。
これらの専門職で自営業として独立しようと考えると「ポートフォーリオ」と言われる成果物を作っていかなければなりません。基本的に発注者側はその人の過去の成果物をみて仕事を発注するかどうかを決めたり、単価を決めたりしています。
そのため実績がないうちは安い単価でもとにかく仕事を受けて成果物を作ることに専念しましょう。
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代理店販売を行うに当たってもっとも重要なことは代理店にとって割りが良い商材を見つけることです。より良い選択をするためにはより多くの案件に目を通すことが大切です。しっかりとリサーチをした上で代理店としてのキャリアをスタートしましょう。
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